それからすぐして、

龍くんと1年ぶりに会う。

 

公園のベンチに座り、

この一年間の流れを聞いた。

 

 

 

まず、あれからすぐに東大は諦めたらしい。

 

というのも学校(偏差値50くらいの中高一貫校)の勉強について行けなくなったので、

それどころではないと自覚している。

 

 

缶コーヒーで手を温めながら話す龍くんに精気は感じられない。

 

 

 

「先生に教わらなくなって、しばらくは一人で頑張ろうと思ってやってたんですが、

すぐにやる気がなくなってしまって、学年で最下位に逆戻りしちゃいました。

なんとかしようと、ビリギャルで有名な坪田塾の坪田先生に会って相談しました」

 

 

 

これにはちょっと驚いた。

 

勉強はやらないけど、

有名人に会いにいくバイタリティーはなぜかある不思議。

 

 

 

「ビリつながりで会いに行ったのか。

坪田先生も辛いね。

しかし、わざわざ会いにいくなんてすごいよね!

そういう行動力はあるんだな〜」

 

 

「けど、入ってしばらくして、行かなくなっちゃいました」

 

 

「きっかけが安易だもんね、それで龍君は今ここにいると?」

 

 

「はい、このままだと3年生に進学できません」

 

 

「なんで?」

 

 

「数靴噺電気壊滅的です」

 

 

 

この時、高校2年の冬休み。

 

3学期の定期試験の結果次第で、

留年か退学かを迫られるらしい。

 

 

聞くのが怖いが、恐る恐る聞いてみた。

 

 

 

「志望校は決まってるの?」

 

 

「慶応に行きたいです」

 


どかーん。

 

 

な、、、何も変わっていない。

 

1年前と何も。



東大が慶応に変わっただけ。

 

 

いや、丸1年無駄にしていることは明らかだから、

状況は遥かに悪くなっている。

 

 

 

「それで慶応の前に、まずは進級しなきゃってことか?」

 

 

「はい」

 

 

「ご両親は何ておっしゃってるの?」

 

 

「親は呆れてて、お手上げ状態で、

もうオレ、信用がなくなってて・・・、

それでも何とかしろと言われてます」

 

 

 

何はともあれ、龍くんのお母さんに連絡をとってみると、

1年前に失礼な終わり方をしているので、

断られるだろうと思っていたそうだ。

 

 

実は夫と離婚の話が出ているらしい。

 

 

平日は別居をしていて、

お母さんは都内の実家に帰っているのだと言う。

 

 

そんな背景が、

龍くんに悪影響を与えていることにとても責任を感じていて、

なんとかしてあげたいと思っているのだそうだ。

 

お母さんは泣いていた。

 

 

龍君のお父さんも家庭教師を1年ぶりに再開することには賛成しているらしく、

先生が合意してくれれば、

一刻も早く手を打ちたいとのことだった。

 

 

こちらとしては、

本人が連絡をとって会いに来てくれて、

正直久々に会えて嬉しかったし、

断る理由はない。

 

 

こうして1年ぶりに龍君との勉強が最開した。

 

 

再開初日、

部屋を見て唖然。

 

 

こりゃ大変だー☆

 

龍くんの部屋


が、、、


 

ゴミ屋敷



なってる!!

 

 



次回に続く!


Profile

Calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< May 2020 >>

Archive

Mobile

qrcode

Selected Entry

Link

Search

Other

Powered

無料ブログ作成サービス JUGEM